いざ不動産投資を始めるときに、家族に、特に奥さんにどう説明するのか?
あるいは隠れてやるべきなのかという問いについて考えてみました。
結論! 奥さんに隠し事はなし!
結論から言います。
奥さんに黙って不動産投資をするのは、全くオススメできません。
一番身近な存在で、これまでおそらく一番あなたを見てきたであろう奥さんを説得できないようでは、
話になりません。
不動産投資はこれまでお話ししてきたように、
実を結ぶまで、とても時間がかかる事業です。
むしろひとつの会社を設立して経営していくようなものです。
そんな中で、ずっと奥さんに黙って、隠れて、事業を継続するというのは、まず不可能です。
ガーン!やっぱそうなのかぁ。
バレてから話すようでは、時すでに遅し!
物件探しから契約するまでであれば、奥さんにバレずに事を進めることは十分可能です。
不動産売買契約から銀行との融資契約締結までで、
売主、買主(自分)、仲介不動産会社、融資銀行以外の関係者は必要ありません。
連帯保証人などは原則必要ありません。
つまり、奥さんにバレずに、晴れてマンションオーナーになることは可能です。
ただし、その後忘れた頃に、まず不動産取得税の納税通知書が、
自分の住所とは全く関係のないところを管轄する自治体担当部署から届きます。
さらに、マンション管理組合から総会の案内も届きます。
挙げ句の果てには、所有するマンションを売ってくれませんか?的なダイレクトメールが、
いろんな不動産会社から届き始めます。
これは登記情報からだれでも物件所有者情報を閲覧できるためです。
そんなタイミングで・・・
「あなた、なんか私に隠れておかしなコトしてない?」
なんて奥さんから言われたら、もう隠し通せないですよね。
みなさんの将来を豊かなもの、実り多きものにするために行うはずの不動産投資をきっかけに、
夫婦関係に亀裂が入る、なんてこと絶対にあってはなりませぬ!
夫婦は夫婦である限り、運命共同体なのです!
ウソをつき続けるのって、結構しんどいもんね
奥さんは、あなたの共同事業者!
不動産投資に手を出すその時から、
しっかりと奥さんにだけは全てを正直に話していきましょう。
たとえ最初、全力で反対されたとしても、
奥さんには絶対に話した上で始めることをオススメします。
むしろ不動産投資の第一関門は、最も身近な人、奥さんに、
不動産投資というものを理解してもらう、納得してもらうところから始めるべきです。
奥さんを説得できないようであれば、勉強が足りない、
自分自身の戦略がまだまだ「ひよっこ」ということです。
まだ、不動産投資に手を出すのは早いのかもしれません・・・
奥さんを説得するポイントは・・・目的の共有化!
じゃぁ、どうしたら奥さんを説得できるの?
奥さんを説得する最重要ポイントは、
正直に、包み隠さず、メリット・デメリットを丁寧に説明することです。
《メリット》
- 初期投資60万円ほどで、都心の中古ワンルームマンションが手に入る
- 毎年のランニングコストは、手元からの持ち出しなしで、家賃収入でまかなえる(ローンも結果的に入居者の家賃で払うことになる)
- 初年度に発生する所得税の還付金で、不動産取得税などの諸経費がまかなえる
- ローンを完済した場合は、家賃収入のほとんどが手元に残る(年金代わりになる)
- 仮にまとまったお金が必要となった場合は、売却することも可能
- 日常管理は自分たちでやる必要はない
- 仮に自分に万が一のことがあっても、団体信用生命保険に加入しているため、ローンの返済義務がなくなるとともに、家族にその後の家賃収入と物件そのものを残すことが出来る
《デメリット》
- 空室になるとローンの返済を手元から行うことになる
- 毎年確定申告を行う必要がある(普段から帳簿付けなどの会計処理をする必要がある)
- マンション管理組合との書類のやりとり等の事務手間が発生する
- 大地震、津波などの天変地異により、資産価値が大幅に下落する可能性がある
- すぐに現金化できないかもしれない(すぐに売れないかもしれない)
- 物件の価格が大幅に下落した場合、ローン残債があるなかで売却したら、手元にお金が残らない可能性がある
以上のメリット・デメリットについて、
奥さんがどんな反応を示すか、どんな疑問を投げかけてくるか、よーく観察しましょう。
そしてそのひとつひとつに、自分なりの考え、戦略、見通しを丁寧に説明し、
奥さんの曇った顔が晴れ渡るまで、時間をかけて話し合ってみてください。
何よりも大切なのは、「何のために」あなたは不動産投資を始めるのか、ということです。
この目的をハッキリと夫婦で共有化することが、とても大切なことだと思います。
「5年後にやってくる子どもの大学資金のために」なんて目的なら、
全くもって不動産投資は不向きですよね。
「定年退職してから年金が支給されるまでの間を食いつなぐために」とか、
「年金支給額プラスアルファの生活資金として毎月5万円を手に入れるため」であれば、
不動産投資は適しているかもしれません。
もっと言うなれば、不動産投資のゴールをどこに持って行くのか? もポイントとなります。
よく「不動産投資の出口戦略」なんて言われたりしますが、
最終的に売却したときのキャピタルゲイン、つまり現金化することを目的にするのか、
あるいは、死ぬまで!?持ちつづけて、
ひたすらインカムゲインをしゃぶり尽くす!?のか、
不動産投資家の中でもここは分かれるところです。
そういうことも含めて夫婦で話し合ってみることをオススメします。
もし、残念なコトに、そういった話に、
全く前向きになれない奥さんであった場合、
私なら不動産投資は諦めるかもしれませんね。
だって、不動産投資ってめっちゃ楽しいコトなので、
その楽しみを夫婦で共有できないなんてとっても寂しいからです。
金銭感覚、お金の価値観がズレていると、夫婦でいることって苦しいですよね・・・
みなさんも不動産投資をきっかけに、
まずは夫婦の関係性を振り返ってみてはいかがでしょうか?
不動産投資の話が、夫婦の話になちゃってるよ〜
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